閑話休題⑬ エニアグラムの話5 方向
こんにちは。久しぶりに涼しくなりそうな中ノンビリブログを書いている管理人です。
本日の閑話休題のテーマは引き続きエニアグラムの話になります。
管理人がエニアグラムと知り合って、約半年経ちますが、結構インスピレーションを与えてくれるのでとても重宝しています。とくに今まで学んできたこととリンクしやすいからでしょうか。
初めて知り合ったきっかけは、日本で展開されているエニアグラムの講師の方で、Understanding the Enneagramという本をベースに毎日あれこれ考えさせていただきました。
今回もよろしくどうぞ。
前回まではタイプの不自由な方向性と自由な方向性の二つの循環のお話をアップさせていただきました。今回はその方向性になります。
最初の自由な状態になるには、エニアグラムでは、別のタイプと統合することにあります。一つのタイプだけでは自由にはなることができず、必ず別のタイプが必要になります。ただし、不自由な状態も別のタイプと統合することで生じますので、この辺り見極めが大変重要になります。
目標を叶えるとき、そこが自分の知らない状態であればあるほど、遠ければ遠いほど、他のなにかをもってこなければなりません。
たとえば、サッカーで勝ちたければ、ルールをまず知る必要があり、そのほかにも「ボールを蹴る」以外にたくさんの要素が必要になります。
東洋でいわれるところの五行も似たようなもので、たとえば、金が欲しければ、その前の地を整備する必要があり、そうするとその前の地が必要になるので、火が必要になる。
で、ここで要素を当てはめて、戦略を練り直す必要があります。
人間の思考は直線的ですが、残念ながら自然は蛇行しています。
きっと人間が考えるよりも多くの数え切れない要素から成り立っているため、直線に近似したくても近似できないからだと思います。
そこで、エニアグラムの場合各タイプに自由なるための第一歩としての他のタイプの統合論があります。
もちろん、もともと欠けているから統合するので、中盤的にはその欠けを統合するために、まず他のタイプを統合します。
タイプ4 個人であれば、自由への統合の場合、タイプ1の規律を必要としています。
もともとタイプ2 慈愛 が欠けているので、ダイレクトにタイプ2を統合すると、ただの自愛になってしまい、より不自由な状態になります。
そこで特殊であるタイプ4がまずタイプ1の規律を身に着けることで、特殊から普遍へと至り、タイプ2を統合し始め、慈愛(許し)を得ることができます。
こうすることで、個人プレーで生きてきたタイプ4は安心できる普遍的な環境を手に入れ、より自由に創造することができる毎日がスタートできるわけです。
もちろん他のタイプも同じことが言えます。
この辺り人間関係でよく観察したあとに、その人間関係でエニアグラムの知恵が必要とされるときに、すっと差し出せるようになると、
多分その人は業績に関係なくその環境にいられるようになると思います。
理由は消極的な自由でその環境と関係付けられているからです。
それにしても、エニアグラムを学んでいて、西洋と東洋の自由論をその差も含めて考えさせていただきました。
普通は別個になりますので、中々ない機会だと思います。
ご一読ありがとうございました。