イギリスの投資の話

f:id:macdade:20170731200148j:plain

 

建築デザインをあれこれ調べてたら、だんだん難しい話になってきたので、今度は不動産を調べていました。

 

不動産といえば投資になり、そういえばEU離脱決定後のグローバル企業の投資の方針ってどんなものかしらん、と思いあれこれ調べていました。

 

今回はとあるウェブサイトでの掲載になります。

投資の主だった企業は今まで取り上げた企業なんかもあり、縮小傾向よりもさらに投資は進んでいるようです。

 

ちょっと意外でした。

 

それではどうぞ♪

 

2016年7月11日 - Siemens

シーメンスは、英国へさらなる投資を確約しました。2017年3月28日の報道で、同社の最高責任者であるユルゲン・マイヤー氏は「英国のEU離脱の条件面は未だに不透明だが、私たちはロンドンに対して長期的にコミットする。ロンドンは、イノベーションとテクノロジーの中心地であり続け、私たちは才能、デジタル化、投資の面で協力できる機会を多くみつけている」と発言しています。

 

2016年7月18日 - Softbank

ソフトバンクグループは、英国の半導体設計大手であるアーム・ホールディングスをおよそ240億ポンドで買収することを発表し、EU離脱による影響に関わらず英国経済と国内の雇用に貢献することを約束しました。

 

2016年7月25日 - Veolia

世界66カ国で水事業を展開し、上下水道サービスを提供しているフランスのヴェオリアは、次の5年間で英国に7億5000万ポンド(およそ1000億円)を投資し、600人分の新しい雇用を創出する計画を進めています。

 

2016年7月27日 - GlaxoSmithKline

ロンドンに本社を置く世界有数のグローバル製薬企業であるグラクソ・スミスクラインは、2億7500万ポンド(およそ388億円)を投じ、英国にある3つの製薬工場の拡張を行なう方針を示しました。

 

2016年9月28日 - Apple

アップルは、再開発が進むバタシー発電所の跡地に新しい英国本社を設立することを決定しました。

 

2016年10月27日 - 日産自動車

日産自動車は、キャシュカイとエクストレイルの新型車をサンダーランドにある自社工場で生産することを決定しました。EU離脱が決定する前には、EU離脱が決定した場合には英国から撤退する可能性が指摘されていましたが、実際は7000人の雇用を守る形となりました。

 

2016年11月15日 - Google

グーグルは、英国で3000人を新規に雇用することを発表しました。これにより、2020年までに同社の雇用者数は7000人の達する見込みで、これは本社がある米国に次ぐ拡大となります。新規雇用により英国のテクノロジー分野が強化されると説明しています。

 

2016年11月21日 - IBM

IBMは、英国に新規に4つのデータセンターを作ることを決定しました。

 

2016年11月21日 - Facebook

Facebookは、英国で新たに500人を雇用しロンドン本社の強化を行なうことを決定しました。ヨーロッパ、中東及びアフリカ地域の副社長を務めるニコラ・メンデルソン氏は、「英国は、テクノロジー企業にとってとても魅力的な都市の1つであり続ける。英国はFacebookのストーリーで重要な部分を占めている」と発言しています。

 

2016年12月7日 - タタ・スチール

インドの財閥であるタタ・グループの中核となる鉄鋼メーカーであるタタ・スチールは、英国にあるプラントに10億ドル(およそ1100億円)を投資し、4000人の雇用を守ることに合意しました。

 

2017年2月4日 - バンクオブアメリカ・メリルリンチ

バンクオブアメリカ・メリルリンチは、ロンドンで移転先となる46,450平方メートル規模の新しいオフィスを探していることが報じられました。

 

2017年2月20日 - Amazon

Amazonは、新しい本社をロンドンのショーディッチに開き、これに伴い新たに5000人を正規雇用することを発表しました。

 

2017年2月24日 - Boeing

世界最大の航空機メーカーであるボーイングは、同社として欧州圏で初となる製造拠点を英国のイングランド北部・シェフィールドに建設する計画を明らかにしました。ボーイングは、この製造拠点でボーイング737と777の部品の供給を行う予定で、建設には2000万ポンド(およそ28億円)が投じられます。

 

2017年3月16日 - トヨタ自動車

トヨタ自動車は、英国内で欧州向けの自動車を生産しており、ダービーシャーにあるバーナストン工場に2億4000万ポンド(およそ338億円)を投じて新しい車台をベースにした自動車の生産をすることを決定しました。

 

2017年3月27日 - カタール

カタールの首相であるアブドッラー・ビン・ナーセル・アール=サーニー氏は、次の3〜5年間で英国のエネルギー、インフラ、不動産などの分野に50億ポンド(およそ7000億円)を投資する考えであることを発表しました。同国の財務大臣であるアリシャリーフ・アルイマーディー氏は、BBCの取材に対して「現在、英国は私たちにとって1番の投資先であると同時に、カタールの投資家の投資先としても1番である。投資先はパブリック、プライベートの両方を含む。」と回答しています。

 

 

★IT、医薬、テクノロジ、自動車などの有名どころが参加を表明しています。

 案外産学一体となって、何か進められそうでもあります。

 

本日は防備録チックですが、一度ざっくり見直すとあとで生きてきそうです。

 

ご一読ありがとうございました。

 

参考文献

http://gentosha-go.com/articles/-/9161