イギリスの小売業の話
今度はうって変わって小売業です。
ちょっとずつ情報を溜めていますが、この集まった情報から何か大きな絵が見えるといいですね~。
とくに細切れな毎日から、ちょっとした変化が期待できる情報だとなお最高です。
◆寡占化された英国小売業市場
英国小売業の最大の特徴は、特定の企業が市場シェアの約76%を占めているところにあります。
「ビッグ4」と呼ばれている以下の4社の特徴は下記のとおりです。
- テスコ(TESCO)
英国最大手の小売業であり、世界で3番目に高い売上を誇る。 労働者~中流階級の幅広い支持を得て、「英国民に最も愛されているスーパー」と言われている。 多様な業態を展開し、堅調な成長を遂げている。
- アズダ(ASDA)
1999年にウォルマート傘下となる。 他社より10%安い価格保証を行い、庶民から根強い支持を受けている。 GMSを中心に展開し、英国では2番目に売上の高い小売企業である。
- セインズベリー(Sainsbury's)
英国で初めてセルフサービス方式の店舗を開店し、中流階級から支持を得ている英国第3位の小売企業。 オーガニックやフェアトレード、MSC認証(漁業のエコラベル)など倫理的商品の品ぞろえで他社との差別化を図っており 英国国内におけるフェアトレード製品の売上が最も高い企業である。
- モリソンズ(MORRISONS)
2004年に自社より規模の大きなセイフウェイを買収することで店舗数を大幅に伸ばしBIG4の仲間入りを果たす。 従来のモリソンズが3,000㎡以上の売場面積の広さが特徴的だったが、小型店を多く展開していたセイフウェイ買収後は 様々な規模で店舗展開をしている。精肉や鮮魚の新鮮さに定評がある。
ここにAmazonは仕掛けようとしているのですかね。
この占有状態からどう変わるかは見ものです。
それにしてもメーカーよりも発言力がある小売業って、日本には無い感覚かもしれません。
ご一読ありがとうございました。
参考文献