美術・イラストレーションのお話
今回はイギリスの美術やイラストレーションを調べる前に、どんなものが今業界ではトレンドになっているか、確認してみました。
サイトはAdobe Creative Stationからです。
それにしても最近のAdobeっていろいろな調査をしているんですね。
とくに創造性に関する内容のものが目立ってきていると思います。
創造性がどのように変化するのかが一番重要なのでしょうかね。
それではよろしくどうぞ。
2017年イラストレーション業界 5つのトレンド
- 鮮やかで、滑らかなカラー
カラーは、直接的なビジュアルメッセージを瞬時に表現することができます。
カラーとグラデーションの高度な使い方、ネオンのような輝きがありながら、ソフトでオパールのような色使い。
- 深みとドラマ
この2、3年は、くっきりした”クリーン”なベクターアートワークを皆こぞって追求していました。しかし今は、くっきりした線よりも、テクスチャ、深み、光と影の使い方に関心が集まっています。クライアントはよく、ファイル形式ではなくイラストレーションスタイルのことを”ベクター”と呼びます。
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様相を昔の言葉では陰陽とも呼んでいましたが、なんとなく皆さん調和を望んでいるのでしょうか。
- モーションとアニメーション
「最も重要なスキルは?」という質問に躊躇なくこう答えました。「モーションです。今の若いイラストレーターは、作品を動かす方法を知らなければ業界でやっていけないでしょう。
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今はあまり文字を読まなくなったためか、たしかにビジュアルが流行っていますよね。
メッセージでは管理人は文字でもOKの人なので、ぜひ文字数も増やして欲しい。
- フォトコラージュイラストレーション
独創的イメージと伝統的イラストレーションを組み合わせた概念的でコラージュスタイルの作品を生み出すイラストレーターが求められています。
コラージュは、このほかにも幅広い分野で応用され、多くのイラストレーターがアイデアやコンセプトを駆使した画像を制作し、目覚ましい効果を挙げています。
- クリエイティブ事業者としてのイラストレーター
イラストレーターは、昔から皆フリーランサーまたは個人事業者でした。グラフィックデザイナーとは異なり、社内のクリエイティブチームに所属することはほとんどありません。「20世紀後半頃まで、イラストレーターは顧客の確保が必要でした」、「ところが今は、コンテンツの制作だけでなく、出版、配信まで自力でできます。雑誌や書籍の出版社は必要ありません。イラストレーターは、自らのアイデア次第で、行動を起こすこともできます」とWhitney Shermanさんは述べています。
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ITが発達してちょっと大変かもしれませんが、昔に比べれば生活しやすい環境になったということでしょうか。
その分競争率が高そうです。
イラストレーションのトレンドはよく移り変わります。あるスタイルが発表され、見慣れるようになると、今度は好対照なビジュアルに注目が移ります。しかし、Shermanさんは次のように断言しています。「アイデアが重要、見ためだけではありません。”ビジュアル”で発注してくる人は、見るところが間違っています」
ひとつ確かなことは、常に変化するイラストレーション業界では、イメージを制作する新しい方法に取り組む姿勢が重要です。最先端であるというだけでなく、イラストレーターとして発注が増え、この業界で生き残るためにも。
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万華鏡みたいな世界ですね。見えていないところが見えていないと大変そうです。
参考文献
https://blogs.adobe.com/creativestation/illustration_trends_for_2017
http://create.adobe.com/2017/3/17/illustration_trends_for_2017.html