イギリスの観光業の話

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先日のブログでイギリスの観光業はイギリスで6番目に大きな産業であり、約760億ポンドの規模がある、とご紹介いたしました。

 

今回はそんな観光業の話を取り上げてみたいと思います。

 

それではよろしくどうぞ。

 

□発祥の地?

産業革命以降、中級家庭でも裕福になったイギリスはヨーロッパよりも先んじて観光業が勃興しました。

きっかけは1851年のロンドン万国博覧会だったそうです。

何事もスタートはキャンペーンからでしょうか。

そのあと、リバプールスコットランドといった地方をツアーとして設定してパッケージ化したのがビジネスになったようです。

 

そういえば、ダーウィンもあちこち行っていたような。

 

□2013年時点での音楽業界によるインパク

昨年イギリスを訪れた観光旅行客のうち650万人は音楽フェスティヴァルもしくはライヴを観る目的でイギリスに来ていたことが明らかになっていて、観光産業に13億ポンド(約2093億円)の経済効果をもたらし、ひいては音楽興行業や宿泊業界にも大きな収益をもたらすことになった。また、報告によれば、イギリスの音楽オーディエンスのうち観光旅行客はその41パーセントを占めていて、2012年のイギリス経済全体に9億1400万ポンド(約1471億5千万円)もの経済効果をもたらしたとのことだ。

 

うん、基本はやっぱりキャンペーンですね。

 

□現在の基本データ・ニュース(抜粋)

— 2016年度、英国への訪問者数が過去最高記録(訪問者数3千7百30万人)を更新。

  消費額は222億ポンド(約3000億円)*77%の訪問者がリピーター

 

— 訪問者数は、2010年から25%増加

 

— ポンドが安い今が、イギリスへの行き時!

 

— 英国にとって観光業は、最も成長している産業で経済効果は1270億ポンド(約17.7兆円)

*観光業へのBrexitの影響は今の所特になし

 

 

共通項をざざっと確認すると、なんとなく「キャンペーン」があるような気がしました。

万博からの地方巡業キャンペーン: 観光業の定着

音楽とのコラボレーション   : シナジー

ポンド安による経済キャンペーン: ええ昔は1ポンド=250円でした。

 

また、そのおもてなしをするイギリスの従業員の心構えも面白いですね。

ジョークが聞いています。

 

★おもてなしNG集

 

■フランス人は見知らぬ人と意味もなくニコリとすることを好まない。微笑みかけたり、目を合わせたりしないこと。

 

■オーストラリア人は何でも笑ってごまかす。

 

■インド人が話す英語のアクセントを真似たりあざ笑ったりしてはならない。

 

■インド人は気分屋が多い。基本的に愛想は良いが容易に機嫌を損ねやすい。

 

■ベルギー人に政治や言語政策の話は禁物。

 

■ロシア人は世界一のノッポを自負している。天井や高い扉の部屋を用意するように。

 

■香港の人は歴史を感じさせるものを「幽霊が出る」と嫌い、数字の縁起をかつぐため「四柱式ベッド(四=死)」を嫌う。

 

■オーストラリア人がイギリス人を「Pom(Pommyとも)」と呼ぶのは親愛の情から。

 

■ドイツ人とオーストリア人のクレームには迅速に対応せよ。怒らせるとかなり横暴な態度に出てくることがある。

 

■カナダ人を「アメリカン」と混同してはならない。

 

こういうのって結構大事かもしれません。

今度確認ししてみたいところです♪

 

ご一読ありがとうございました。

 

参考文献

イギリスの旅行業者の努力が実った!観光旅行は、こうやってはじまった | wondertrip

音楽を目的の観光がイギリスに約3500億円の経済効果をもたらしていることが明らかに (2013/10/14) 洋楽ニュース|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

【保存版】イギリス旅行を計画されている方へ 〜英国最大の観光イベント2017速報レポート〜 | BRITISH MADE

【EU発!Breaking News】イギリスの観光業界にある、国民別「これはOK、あれはNG」の珍マニュアル! | Techinsight(テックインサイト)|海外セレブ、国内エンタメのオンリーワンをお届けするニュースサイト