イギリスのポイントプログラム事情 in 2015

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以前調べた統計からトップ群から離れて、最近は個別編に移っています。

今回は気になる「ポイント」です。

 

それではよろしくどうぞ。

 

ポイントと言えば、昔はBookoffのポイントなどを思い浮かべますが、最近ではツタヤでしょうか。コンビニで必ず聞かれて当たり前の世の中になっています。

 

還元率含めてオフィシャルな説明って聞いたことがないのですが、ビックデータが流行し始めてから、こちらも流行したというふうに覚えています。

 

イギリスは日本のコンビニにあたるものがなく、消費者に身近な存在はスーパーマーケットです。そして、スーパーマーケットやそれに類した大手小売企業が軸となったポイントプログラムがイギリスでは有力です。日本の様に色々なポイントサービスが乱立しているというよりも、少数に絞られたポイントサービスが使われている様です。

そんな、イギリスの大手小売店系ポイントプログラムの中でも有力なものは次の3つになります。

 

Nectar points

運営は、AIMIAと言う企業で、Nectar points以外にもエアカナダのマイレージサービス「Aeroplan(エアロプラン)」、アエロメヒコのマイレージサービス「Club Premier(クラブプレミア)」など世界的に航空マイレージ系共通ポイントプログラムを運営しています。

WEB検索ツールバーを提供しており、ツールバーからの検索で日々ポイントを稼ぐことが可能となっています。

 

TESCO Clubcard

運営は、日本にもかつて出店していた、大手スーパーマーケットのTESCOが中核となっています。

支払い充当可能なポイント還元に加えて、商品や割引券が当たる懸賞サービスや、また購買履歴に応じた特定商品の限定割引クーポンも提供してます。

 

Boots Advantage Card

運営は、大手ドラッグストアチェーンのBootsが中核となっています。

Boots appというスマホアプリを提供しています。

アプリ経由でオンラインショッピングが可能となっており、割引クーポンの確認・取得も可能です。

アプリを通じたオンラインショッピングは、日本では楽天アプリが同様のものといえそうです。

 

 

また毛色が変わったTopCashbackという現金化できるサービスもあります。

 

上を簡単に並べて見ると、Google、信用、量販店の3つに加えて、交換(キャッシュ化)ということでしょうか。

 

 

さて歴史を振り返ってみると、銀行で考えてみます。

戦後の銀行では1億円を預金するとだいたい400万円の利子が発生しており、おカネを預けるだけで最低限の生活ができていたようです。

ところが、現在は1億円預けても...という時代です。

今まで見えていなかった、企業→個人から、企業→銀行→個人とすることで、ある程度、収入の流れを把握することができるようになった。

 

次は支出の部分の把握いなり、いわゆる家庭の金の流れの把握(購買記録)。

そのためにポイント制度を活用して、同じように収束しそうな気がいたします。

還元率は低いものの、別のサービスとあわせて利用を促進させる。

ある程度、形が分かれば、大きな数字なので統計処理が可能になる。

 

このあとは大体二つのパターンがあると考えられます。

1 入りと出の間の蓄積を狙う(30銭をひたすら狙うボット)

2 全体のシステムに組み込みなおして(再調整)、システムが死なないようにメンテする。

 このときには、もう新たな債券を作ることが可能なので、金融工学をフルに活用する。

 計算ができる人が、安定できる時代に。効率(ガラガラポン)に対して耐性がアップ。

 

そうすると我々一般人はどう生活するのか...と、なんかいろいろ考えが進んできます。

そのときは英語ぐらいはできないと生活しずらそうな気もしますね~。

どちらかと言うとルールを作れるぐらいになれれば楽しそうです。

 

ご一読ありがとうございました。

 

参考文献

https://voyagemarketing.com/blog/2015/09/10/loyalty-programmes-world-british

https://www.slideshare.net/jaseKent/booktop10ukloyaltyprogrammesthewisemarket

https://www.slideshare.net/mark_athur/10-customer-loyalty-ideas