イギリスの流行語
こんばんは。今度はITから経済編へ移ろうと思ったのですが、今ひとつ面白い記事がなかったので、
「言葉」編に移りたいと思います。
今回ピックアップしたのは各年のイギリスの流行語になります。
ファッションと一緒にあわせるとプロフィール(輪郭)がくっきり現れそうです。
参考もとのWEBサイトを確認したのですが(Oxford)、その年だけになりますので、
日本語のサイトを参考にしました。
それではよろしくどうぞ
受賞年 1913~2015
流行語:意味と解説
1913
celeb 「有名人」
Celebrityの略。日本語の「セレブ」とはニュアンスが違い、上流社会の優雅な富豪とは限らない。
1943
pissed off 「頭にくる、イライラする」
親しい者同士でのみ使用可能。
1954
non-u 「上流社会的ではない」
Non-upperclassの略。当時のイギリスは、upperclass(上流階級)とnon-u(労働階級)にはっきり二分されていた。
1974
punk 「パンク音楽およびその文化」
語源はチンピラであり、奇抜なファッションからこう呼ばれるようになった。
1979
karaoke 「カラオケ」
1971年に日本で発明され、世界中に広まった。
1985
yuppie 「高学歴で専門職の社会人」
Young Urban Professionalsの略。都会に住み、地位、名声、財産があり、上昇志向が強い人。
1991
hot-desking 「デスクの共有」
この頃から雇用形態が多様化し、勤務時間がバラバラになったため、オフィスの机やパソコンを共有するシステムが増加した。
1997
dot-commer 「インターネット関連企業や従業員」
インターネットのアドレスが.comで終わることから生まれた言葉。
2005
1~9の数字を並べるパズルの一種。この年、イギリスで大ブームが起きた。日本ではナンプレが主流。
2006
bovvered 「気にしない」
イギリスのコメディ番組によく出てくるセリフ“Am I bovvered?”に由来する。Botheredの発音を変えたもの。国内の移民が増え、色んなスタイルの英語が話されていることを表している。
2011
squeezed middle 「圧迫された中間層」
物価上昇に給与上昇が追いついていないために、困窮していく中間層のことを指す。
2012
omnishambles 「滅茶苦茶な」
”omni=全て”と”shambles=大混乱、修羅場”を合わせた造語。英国を震撼させるニュースの誤報、ロンドン五輪前の不適切な発言、欧州の金融危機など、この年のイギリスは色んなことがあった。
2013
selfie 「自撮り」
携帯電話のカメラの普及により、今でもよく使われている言葉。この年は、アメリカ版オックスフォード英語辞典流行語大賞も同じ言葉が受賞したほど。
2014
vape 「電子タバコ」
若者を中心に流行。タバコと違って体に害がなく、フルーツや色んな味が楽しめる。
2015
絵文字 「嬉し泣きのemoji」
正式名称は”Face with tears of joy(喜びの涙を流す顔)”。黄色の笑顔マークに2滴の涙があるもの。
↑
ざっと眺めると日本語の流行語とはまた違いますね。
同じ身近に映るものでも、何を取り上げるのかは国民性ですが、何気に日本のモノもありますね。
同じ海洋国家でも津波は起きないから、流行語にはなっていないですね。
ちなみに2016年は、hyggeで、和むとかほっこりするという意味だそうです。
Oxfordを読んでもさっぱり感じませんでしたので、日本から調べてみました。
たしかにこの感覚(記憶)はないですね。
文字を見てもちっとも想起しませんでした。そのうち味で「まったり」とかの英語が出て欲しいところです。
(より日本人チックになる?)
ご一読ありがとうございました。
参考URL
http://knowledge-plus.com/english/834/
http://blog.oxforddictionaries.com/2016/11/word-of-the-year-2016-shortlist/