イギリスのブランドイメージ

イギリスのブランドイメージについてもう少しすすめます。

 

前々回は特定のブランドのからイギリスのブランドイメージを抜き出してみました。

使った資料は、ネイバーで拾ったイギリスのファッションメーカ(11社)のブランドイメージで、単語を抜き出しました。

 

1. アヴァンギャルド(前衛)

2. 反逆性とエレガンス

3.「王冠」と「地球」

4. 英国の伝統的なスタイル

5. ウィットやユーモア

6. 実用的

7. 古色蒼然とした堅苦しい印象 からの モダンなファッションへの変化

8. アヴァンギャルドでヴィヴィッドな個性的なスタイル

9. クラシカルなデザインをモダンでポップな感覚

10. 保守性

11. ストリートギャング

12. ストリートファッション

 

日本の歌舞伎は元々伝統から生まれた前衛です。その前衛がいつの間にか年月を経て伝統になります。一般から特殊が生まれるいい例で、さらにその特殊から一般が生まれています。

 

どうやらイギリスも同じような感じがいたします。

 

どのような経緯だったのか簡単にまとめてみると・・・

寒冷化が原因で羊毛の需要が増大し、家内工業、工場制手工業と経て毛織物の大量生産を行っていた。産業革命前にはインド産の綿織物により、イギリス国内の繊維産業が軒並み倒産になりそうになる。そこで、機械化で生産性を向上させることで、インドに対抗した。

政治的な条件も加わって原料の綿花をアメリカやインドから輸入し、綿織物を世界中に輸出するという地球規模の物流システムを構築していた。輸送力が肝になるので、蒸気機関が発達し、そのあと産業革命が起こる。

 

古色蒼然とした堅苦しい印象のコートや保守性のイメージは、規律が必要だったこの時代の要請により発達する。

 

やがて、伝統になり、その伝統を打破するために、前衛(反逆チック)が生まれ、今はこの前衛がまた伝統になったというところでしょうか。

 

なんとなくですが、今までは技術革新があって、時代を経るうちに、伝統→前衛→伝統→・・・と新しい流行が生み出された思いますが、ここ最近は、今まで使っていたものを、別の形で再度使うようになってきたと思います。

 

例 アフリカのサンダル 大量に廃棄されたクルマのタイヤを再利用してサンダルにする

 

次は、技術革新がキーというよりも、何か今まで使っていた方法が変わったことで、新たなファッションが生まれるかもしれません。昨日アップしたタタミのようにです。

 

参考URL

https://matome.naver.jp/odai/2141913786580726201?&page=1

11社のブランドイメージ

1 Vivienne Westwood/ヴィヴィアンウエストウッド

パンク

アヴァンギャルド、反逆性とエレガンス、「王冠」と「地球」

2 BURBERRY/バーバリー

防寒具 トレンチコート

耐久性、防水性に優れた新素材

3 Paul Smith/ポールスミス

ポジティブに楽しめる服

英国の伝統的なスタイル

ウィットやユーモア

実用的

古色蒼然とした堅苦しい印象 → モダンなファッション

4 Alexander McQueen/アレキサンダーマックイーン

美しいシルエットの服

ブリティッシュ・テーラーの技術+フランス・オートクチュールの感性+イタリアの製造技術

アヴァンギャルドでヴィヴィッドな個性的なスタイル

5 FRED PERRY/フレッドペリー

ジーンズ、細身のスーツ、ジャケット、インナーにフレッドペリーの細身のシャツ着るというスタイル

 

6 CathKidston/キャスキッドソン

中古家具やヴィンテージ生地の販売から始まり、その後オリジナルのファブリックや壁紙のデザイン

クラシカルなデザインをモダンでポップな感覚と融合させたプロダクト

 

7 TOP SHOP/トップショップ

商品の主力は手頃な価格の衣料品

ハイストリートファッション

 

8 Harris Tweed/ハリスツイード

職人たちが羊の新毛を手で紡いだ糸で、人力織機で手織ったもの

その品質を100年以上守り続ける

 

9 HUNTER/ハンター

ゴム製ブーツ

機能性とファッショナブルなカラーやデザイン

 

10 Dr.Martens/ドクターマーチン

ブーツ

ストリートギャングの象徴的スタイル

 

11 Geoge COX/ジョージコックス

厚底の靴

ストリートファッション