イギリス発ブランドのイメージって?
先日集計をとったイギリスについてですが、今回はその中で「ファッション」を取り上げます。
2017年06月01日の東京経済様の記事を参考にイギリス発のブランドのイメージを少しだけ深堀してみます。
私はアパレルの業界には所属していませんので、あくまで読み物としてご参考いただければ幸いです。
さて、東京経済様の記事で取り上げられていたメーカは、オールセインツ(創業1994年)とテッドベーカー(創業1988年)の二社です。
両ブランドとも、価格帯は日本の大手アパレルの中価格帯ブランドです。
記事を取り上げた理由ですが、日本の市場への売り込み方として、洗練されたイギリス発のブランドのイメージを売り込むことで達成されるとのことです。
さて、そのイメージって何だろうと思ったのがきっかけでした。
オールセインツは「流行に左右されないモード」のスタイルを売り込み、
ライダースジャケット:8万円前後
ジーンズ:1万円台後半~2万円台
Tシャツ:6000円以上。
一方、テッドベーカーは「カラフルでポップな世界観」のスタイルを売り込むそうです。
メンズのスーツ:8万円前後
レディースのワンピース:3万~4万円台
で、その基底には洗練されたイギリス発のブランドを据え、SNSを駆使してイメージ戦略で日本のラグジュアリーマーケットに乗り込ようです。
そもそもイギリスは、ジェントルマンなどのイメージがありますから、規律や伝統などを重んじているように思われているようです。私の実体験ですが、周りのイギリス人は礼儀正しい方は多い反面、結構ぶっ飛んだ方が多かったです。
そうすると二つのプロフィールがありそうに考えられます。
個性から規律(普遍)にいくプロフィールと、規律から安心(落ち着きたい)へいくプロフィールです。
個性的から規律(普遍)にいくプロフィールだと、身にまとう服装はテッドベーカーで、規律から安心(落ち着きたい)にいくプロフィールだと、テッドベーカーでしょうか。またテッドベーカーは架空の人物も設定してストーリィ性も重視しています。
上の二つを頭において、それではどのようにビジネスを展開するのか、ですがそれはまた別の機会で考えていこうと思います。考える基点は、アパレルは待ちの営業からを考えてみたいです。
洗練されたイギリス発のブランドの「洗練されたイギリス」もキーワードですので、このあたりも仮留めにして考えていけたらと思います。
観念(イメージ)は概念を生み、概念は言葉を生みます。
もつれた概念から、言葉の束が次々と生み出されまるでネットワークのように世界に広がります。
記憶する自己は、その日々の思考(言葉)から生み出されます。
やがて積み重なった自己は、一つの実体を生み出し歩きはじめます。
このブログを通じて皆様にも何か考えるためのネタを提供できたら幸いです。
ご一読ありがとうございました。
参考文献:
2017年06月01日の東京経済